通販企業の動向 ARTICLE

2023年10月05日 11:46

J.フロントリテイリング SLHの全株式を売却、「プラザ」などで相乗効果出せず

 J.フロントリテイリングは9月27日、株式の49%を所有している持分法適用関連会社で通販事業を行うライトアップショッピングクラブなどを傘下に持つスタイリングライフ・ホールディングス(=SLH)の全株式7万3500株をSLHおよびSLHが今年7月7日に設立したファンドであるSLHパートナーズ投資事業

2023年09月28日 11:32

ファーマフーズ 株主が全取締役解任要求、増配も10月予定の総会で提案へ

 ファーマフーズは、10月25日開催予定の株主総会を前に、株主から取締役全員の解任を求める株主提案を受けた。9月19日開催の取締役会で、増収増益の達成など堅調な業績を背景に議案への反対を決議している。  

2023年09月28日 11:30

山田養蜂場 一部活動を自粛、満生容疑者は株主も外れる

 山田養蜂場は、同社専務である山田満生容疑者の逮捕を受け、お詫び文を顧客に送っていた。同社は、一部プロモーション活動など情報発信も自粛した。  同社は8月14日付で、満生容疑者の前役職を解任。社員としても在籍しないことを公表していたが、株主でもなくなっていた。  お詫び文の送付は、8月下

2023年09月21日 11:53

「リポDとセサミンは競合」【大正製薬VSサントリーW④サントリーは競合か】 部外品と健食「イメージ大差なし」

 大正製薬による訴訟で「健康食品」の記載の解釈と並び争点になったのが、サントリーウエルネス(以下、サントリー)が競合にあたるかだ。  実際の事業展開でいえば、健康食品と医薬部外品は近接した領域がある。「リポビタンD」を展開する大正製薬は法廷で「セサミンEX」を取り上げ、「疲労回復、予防等と同様

2023年09月21日 11:22

水甚、エディー・バウアーを本格始動、10月にECとリアル4店舗で

 メンズアパレルの水甚は10月6日から、米国のアウトドアブランド「エディー・バウアー」の日本国内における実店舗とオンライン販売を本格的に開始する。  

2023年09月14日 11:47

交渉経緯、判決に影響【大正製薬VSサントリーW③健食めぐる「銭闘」】 金銭面折り合いつかず「健食」不記載に

 大正製薬の主張はなぜ退けられたのか。背景には、「健康食品」カテゴリーをめぐる大正製薬とハットトリッによるプロ野球の契約更改並みの「銭闘」があった。  代理店を電通から博報堂に切り替えた20年7月、契約更新の協議は新たに博報堂DYスポーツマーケティングの担当者を加え、「大正製薬→博報

2023年09月14日 11:41

日本直販 秋元康氏が総合プロデューサーに就任、秋元氏の関係者が株式20%を取得も

 IT機器導入・運用支援、人材派遣、コールセンター運営などのBPO事業などを展開するギグワークスは子会社で通販事業を展開する日本直販の発行済株式の20%を11月30日付で作詞家で音楽プロデューサーの秋元康氏の関係者に売却する。秋元氏は日本直販の株式取得と同時に同社の総合プロデューサーに就任。秋元氏の

2023年09月07日 12:04

「疲労回復」「元気」で訴求【大正製薬VSサントリーW ②「競合禁止規定」の中身】 大正製薬「商品イメージ考慮すべき」

 大正製薬は、広告出演の競合禁止規定に反するとしてハットトリックを提訴した。法廷では、サントリーウエルネス(以下、サントリー)、主力の「セサミンEX」が競合にあたるかが争われた。  大正製薬は16年、三浦知良選手の広告出演に関する契約を電通と結ぶ。20年8月、代理店を博報堂に変更。電通契約をベ

2023年09月01日 10:01

かけた費用は40億円【大正製薬VSサントリーW ①「怒りの声明」の理由】 訴状ににじむ悔しさも敗訴

 三浦知良選手と歩んだ4年でかけた広告費はおよそ40億円――。大正製薬は今年8月、イメージキャラクターの起用をめぐる訴訟の判決を受けて声明を発表した(=写真、本紙1906号既報)。怒りの矛先は、訴訟相手の代理店だけでなく、サントリーウエルネス(以下、サントリー)にも向けられている。  突然の声

2023年08月31日 11:46

JADMA22年度調査 通販市場は12兆7100億円、前年比11%増、伸び率が回復

 日本通信販売協会(=JADMA)が8月24日に発表した2022年度の通販市場売上高は、前年度比10・9%増の12兆7100億円だった(表参照)。金額ベースでは前年度比で1兆2500億円の増加。前年比7・8%増となった21年度を3・1ポイント上回る伸び率となった。  当期はコロナ禍が徐々に落ち

2023年08月31日 11:36

中国リスク再燃か、健食の一部製品で通関に影響

 日本政府は8月24日、原発処理水の海洋放出を開始した。これに反発する中国政府は、日本の水産品の全面禁輸措置を決めた。「水」をめぐる問題だけに、影響はあらゆる加工食品に及ぶ可能性がある。  「税関で健康食品の一部に影響がでているようだ」。海洋放出を受けてファンケルは情報収集に動く。中国展開する

2023年08月24日 11:32

満生容疑者、全役職を解任【山田養蜂場 事業への影響】 経営改革の行方、今後を左右

 山田養蜂場専務取締役の山田満生容疑者の逮捕は、多くのメディアで報道され、SNSを中心に騒動が拡散する。事業への影響はどの程度か。 社員としても在籍しない  同社は8月18日、山田英生社長名の文書を更新。次男である満生容疑者について、同社専務だけでなく、山田みつばち農園代表取締役社長をは

2023年08月24日 11:26

大和心 再び人材募集、会報誌を創刊し40代女性囲い込み

 ディーエイチシー(=DHC)創業者の吉田嘉明氏が設立した新会社、大和心が構想する通販事業の一端が見えてきた。8月20日付読売新聞の折り込みチラシで、改めて新規人材を募集。新たに会報誌の創刊メンバーを募集した。40代女性を主なターゲットに、会報誌で囲い込みを図る王道の通販を展開するとみられる。

2023年08月17日 11:39

楽天 体験イベントを横浜で開催、10万人が来場、OpenAIと提携発表

 楽天グループは8月2~6日、横浜市の「パシフィコ横浜」で、体験イベント「楽天オプティミズム2023」を開催した。5日間で10万6000人が来場した。  国内外の識者らによる講演が行われたビジネスカンファレンスでは、初日となる2日に同社の三木谷浩史社長が基調講演を実施。三木谷社長は「人工知能(

2023年08月03日 11:31

ZOZO NEXT スマートテキスタイルを展示、細尾・東大との共同研究作品

 ゾゾグループのZOZO NEXT(ゾゾネクスト)は8月1日~7日の1週間、東京大学および西陣織の老舗である細尾との共同研究プロジェクトの作品展示イベント「アンビエントウィービングコレクション─環境と織物」を、東京・丸の内のツーリスト・コミュニケーション・センター「ハブアナイストウキョウ(HaNT)

2023年08月03日 11:21

オイシックス・ラ・大地 給食事業に本格参入、27年に売上高100億円へ

 オイシックス・ラ・大地は7月26日、保育園や幼稚園の給食事業に本格参入すると発表した。2027年までに現在の約4倍となる3000施設へ導入し、売上高は100億円を目指すとしている。  本格参入にあたり、既に始動している保育施設向けの給食ブランド「すくすくOisix」を刷新した。保育施設向けに

2023年07月27日 09:05

【ZOZOの澤田宏太郎社長が語る】 ゾゾの強さと今後の成長戦略 アパレル業界のインフラ目指す

 ZOZO(ゾゾ)は、2023年3月期に従来から掲げてきた商品取扱高5000億円の大台を突破したことを踏まえ、「商品取扱高8000億円、アクティブ会員数1500万人」を次の目標に掲げる。すでに生産支援など〝売ること〟以外の領域に事業を広げており、ファッション業界の上流を押さえることで差別化を図るとと

2023年07月20日 11:28

再春館製薬所 「反社ではない」、誹謗中傷の対応窓口を設置

 「反社会的勢力(反社)ではない」。再春館製薬所が謂れのない誹謗中傷に対する専用の対応窓口を設ける。SNS上の情報発信が増える中、自社製品の愛用者の投稿に、第三者が事実に反する憶測的な言及を行う被害が報告された。被害状況の把握を踏まえ対応の必要性を含め検討する。  愛用者からの被害報告は7月1

2023年07月20日 11:20

「今期は増収増益へ」【小川吉宏社長に聞く ショップチャンネルの現状とこれから㊦】 顧客接点増やす取り組み強化

 前回に引き続き、通販専門放送を行うジュピターショップチャンネルの小川吉宏社長に同社の現状と今期以降の方向性について聞いた。                        

2023年07月20日 10:48

大和心 9月に物流の新拠点、吉田会長が数百人の人材募集

 ディーエイチシー(=DHC)創業者の吉田嘉明氏が設立した新会社、大和心は、今年9月をめどに新事業展開に向けた物流拠点を完成させる。事業開始に向け、7月14日には、日刊紙の折り込みチラシで数百人規模の新規人材を募集。事業の進捗を「わが社のシステムを採用したいと希望される日本の一流メーカーの方々が続々

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