通販企業の動向 ARTICLE

2019年08月01日 11:27

【松尾隆久社長に聞く カタログハウスの今後は?】 “常連さん”を大切に、新客獲得強化で赤字も手ごたえ

 カタログハウスが「顧客満足」に軸足を置いた事業推進を強化している。これまでも顧客政策には注力してきたが、昨春に新設した「顧客満足センター」という顧客の声を分析し、顧客の声に即した政策立案を行う専門部署を本格始動。既存顧客に対する満足度向上のほか、昨年から出向頻度を高めるなど本格的な展開をスタートさ

2019年08月01日 11:11

【千趣会の中計の出だしは?】 構造改革進展で上期黒字化、商品型数削減など事業規模を適正化、新客開拓と定着化に課題

 千趣会は、新中計の出だしとなる第2四半期(1~6月)連結業績が通販事業の規模適正化方針やベルネージュダイレクトとモバコレの連結範囲除外の影響により、売上高は前年同期比23・3%減の438億8800万円だった。  利益面は、売上原価率低減や全般的なコスト削減により営業利益は5億5900万円(前

2019年07月25日 15:26

【ランクアップの岩崎裕美子社長に聞く 「会える通販」の狙いと今後の成長戦略】 「お客様との触れ合い、より深く」、顧客が顧客を呼ぶ会社に

 ランクアップは今期、売上高が前年比約6%増の110億円で着地する見通しだ。2017年に100億円を突破したが、その成長力に陰りはない。一方で岩崎社長は規模拡大の中で「危機感もあった」と話す。顧客との距離感だ。こうした状況を受け、昨年には顧客を対象にしたファンイベント「会える通販」を始めている。成長

2019年07月18日 11:24

【ベルーナの安野清社長に聞く③】 「化粧品売上高100億円へ」、アパレル店舗は大型店出店

 前回に続き、ベルーナの安野清社長に専門通販事業やアパレル店舗の戦略などを聞いた。                           ◇  ――専門通販事業では、化粧品のオージオが好調に推移した。  「卵殻膜美容液『ビューティーオープナー』が引き続き売れている。『ビタナリッシュク

2019年07月18日 11:18

【ZOZOテクノロジーズの久保田社長に聞く 「ウェア」の現状と成長戦略は?㊦】 成長段階に合わせてUI変更、ゾゾ貢献度は月間30~40億円

 前回に引き続き、ZOZOテクノロジーズの久保田竜弥社長にファッションコーデアプリ「WEAR(ウェア)」の成長戦略などについて聞いた。  ――日本では「ウェア」のUIをどんなタイミングで変えてきたのか。  「サービス規模のフェーズごとにUIを変えてきた。100万ダウンロードまではこのUI

2019年07月12日 11:22

【ベルーナの安野清社長に聞く②】 「ネットはセール依存を脱却」、リュリュモールは“徐行運転”

 前回に続き、ベルーナの安野清社長に今後のネット販売戦略などを聞いた。                           ◇  ――リュリュモールの立ち上がりに関して。  「システムの安定稼働を重視しており、集客はこれから。まずは顧客にストレスをかけないための基盤づくりが重要だと

2019年07月12日 11:16

【ZOZOテクノロジーズの久保田社長に聞く 「ウェア」の現状と成長戦略は?㊤】 中国でも「ウェア」が武器に、お手本コーデで差別化図る

 ゾゾ子会社のZOZOテクノロジーズは、運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR(ウェア)」がファッション好きなユーザーに浸透している。足もとのダウンロード数は1300万件、コーデ投稿数は900万件以上となり、月間利用者数も1000万ユーザー、月間PV数は5億PVに拡大している。今期は中国

2019年07月12日 11:09

セブン・ペイ スマホ決済で不正利用、5500万円の被害、「パスワード再設定」に不備も

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)グループでスマートフォン決済を手がけるセブン・ペイは7月4日、1日からスタートしたスマートフォン決済サービス「7pay(セブンペイ)」において、第三者による不正利用が発生したと発表した。同社では原因は調査中としているが、一部ではパスワードリセット機

2019年07月04日 11:06

ヤフー 上位店限定モール新設へ、売上手数料の徴収を“復活”、優良・大手に“特別な売り場”

 ヤフーは10月、一定規模のネット販売実施企業のみに出店を制限した仮想モール「PayPayモール」を新設する。グループ企業が展開中のスマートフォン決済サービス「PayPay」の利用者向けのプレミアムモールという位置付けで、運営する仮想モール「ヤフーショッピング」での上位の優良店または上場企業や一定の

2019年07月04日 09:59

【ベルーナの安野清社長に聞く①】 「用紙値上げで出鼻くじかれた」、原点回帰で頒布会強化へ

 ベルーナでは、2020年3月期から22年3月期まで3カ年の経営計画(第4次経営計画)を発表した。専門通販事業や店舗事業の拡大を見込んでおり、最終年度の売上高は2200億円(19年3月期は1776億円)、営業利益は200億円(同120億円)を計画している。一方で、主力の総合通販事業は運賃や印刷用紙値

2019年06月27日 10:44

山善 品揃えと配送で差別化、初の自社通販サイトも視野

 山善が運営する「くらしのeショップ」は、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)2018」において総合3位に入賞した。SOY2017では総合4位、SOY2015では総合10位となっており、押しも押されもせぬ上位店舗といえる。  扱っているのは家電や家具、日用雑貨といった家庭用品だ。担当する

2019年06月20日 11:48

楽天と西友 ドローンで離島に商品配達、無人島で観光客対象に

 楽天と西友は6月17日、ドローンを使った離島への商品配送サービスを開始すると発表した。神奈川県横須賀市内の「西友 リヴィンよこすか店」から、同市内の観光地である無人島「猿島」に食品などを届けるというもので、7月4日から3カ月間実施する。レジャーを楽しむ観光客をターゲットとしており、同社によれば離島

2019年06月20日 11:41

【ピーチ・ジョンの杤尾社長に聞く 再成長に向けた基本戦略は?㊦】 インスタで新規客を開拓、中国でもECで成長目指す

 前号に引き続き、ピーチ・ジョンの杤尾学社長に再成長に向けた基本戦略などを聞いた。                         ◇  ―ー新規顧客開拓に向けた取り組み状況は。  「インスタグラムなどのSNS活用を強化している。いろいろなお客様がいるため、インフルエンサーをそろえ

2019年06月13日 10:36

【ピーチ・ジョンの杤尾学社長に聞く 再成長に向けた基本戦略は?㊤】 チャネルごとに商品差別化、探しやすさを重視へ、品番数の絞り込みも

 ピーチ・ジョンは今年4月1日、中国ワコールの売り上げ急拡大や上海ピーチ・ジョンの立て直しなどに手腕を発揮してきた杤尾学氏(=顔写真)が新社長に就任した。前期(2019年3月期)は、のれんの減損損失もあって58億円の営業赤字を計上するなど苦戦しているが、グループ内では”黒字請負人&rdq

2019年06月13日 10:27

ジャパネットグループ スポーツ・地域創生事業で新会社、「長崎、日本を元気にしたい」

 ジャパネットホールディングスがスポーツ・地域創生事業への本格始動に向けて動き出した。  ジャパネットグループでは三菱重工業が保有していた長崎市内の工場跡地に500~600億円をジャパネットグループが単独で投資し再開発し、2023年の竣工を目指して家族向けのスペースや食事付き席など様々な席種を

2019年06月06日 11:25

ライフコーポレーション EC拡大で配送強化、アマゾンやセイノーとの連携で

 スーパーマーケットチェーンを展開するライフコーポレーションがネット販売事業の拡大に向けて配送まわりの強化に本腰を入れ始めた。今春からセイノーホールディングとネットスーパーの宅配業務で連携をスタートさせており、自社ネットスーパーにおける足まわりを強化していることに加えて、アマゾンジャパンが有料会員向

2019年06月06日 11:22

八幡物産 今期2ケタ増収の50億円強に、機能性表示食品等で新客開拓を積極化、グルコサミンも復活へ

 八幡物産は、2019年8月期の売上高が前年比2ケタ増となる50億円強を見込んでいる。近年は既存顧客の離脱分を新規客で補い切れず売り上げが目減りしていたが、新客開拓に向けた先行投資を前期から積極化。機能性表示食品などの露出を高めたことが奏功し、前期の成長率(4・5%)を大きく上回りそうだ。一方で広告

2019年05月30日 11:11

【auコマース&ライフの八津川社長に聞く Wowma!の今後の戦略とは㊦】 「出店料上回るリターンを」、オンラインサロンを新設

 前号、前々号に続き、auコマース&ライフの八津川博史社長(=写真)に今後の戦略などを聞いた。  ――楽天との協業もスタートした。  「楽天が楽天市場出店者の物流業務を請け負う『楽天スーパーロジスティクス』を活用したワウマ加盟店向けプランの提供を開始した。さらに、インアゴーラと提

2019年05月30日 10:54

ベルーナ3カ年計画 22年3月期見込み連結売上高2200億円へ、総合通販は微増

 ベルーナは5月24日、2020年3月期から22年3月期まで3カ年の経営計画(第4次経営計画)を発表した。主力の総合通販事業の売上高は微増にとどまるものの、専門通販事業や店舗事業の拡大を見込んでおり、最終年度の売上高は2200億円(19年3月期は1776億円)、営業利益は200億円(同120億円)を

2019年05月23日 12:11

【auコマース&ライフの八津川社長に聞く Wowma!の今後の戦略とは㊥】 「店舗スコアで“良い店”優遇」、auショップ経由で“初心者流入”

 前号に続き、auコマース&ライフの八津川博史社長(=写真)に今後の戦略などを聞いた。  ――ルクサではワウマとは違う商材も扱う。  「ルクサでは『コト系』商材が力強く伸びているので、物販以外の領域やエンターテイメントも含めて、会社としてもワウマとしても担っていきたい。『暮らしの

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