通販企業の動向 ARTICLE

2020年11月25日 20:52

ベルーナ 若年層向けカタログ廃止へ、「ジーラ」 ネット特化で攻勢

 ベルーナでは、若年女性向けファッション通販「ジーラ」のカタログを、2022年3月期をもって廃止する。同事業は近年売り上げを減らしており、2020年3月期においては、売上高が前期比39%減の30億8300万円と苦戦していた。ネット販売専用ブランドとして再出発することで立て直しを図る。  同社で

2020年11月18日 21:18

集英社 衣料品ECの利益改善進む、コンテンツ力磨きプロパー販売促進、国内工場との関係強化も

 集英社は、ファッションや雑貨、コスメなどを取り扱う通販サイト「ハッピープラスストア」の利益改善が進んでいる。  同社は前期(2020年5月期)、粗利の改善に向けて大きく舵を切り、従来以上にセール販売を抑制して定価販売を強化した。主力商材のファッション領域では競合ECモールが多数ある中、改めて

2020年11月12日 07:58

小田急百貨店 EC強化へ商材や機能を拡充、SMS使った簡易EC始動、500以上のショップが参加

 小田急百貨店は、ECチャネルを強化している。ギフト依存からの脱却を図る目的で商品カテゴリーを拡充しているのに加え、新客開拓に向けては店舗受け取りサービスを充実させているほか、店頭の販売員が通販サイトに掲載のない商品でもSMSを介して簡単に販売できるシステムの提供を始めた。  同社は今年3月に

2020年11月04日 13:50

千趣会と提携、会員基盤強化【JRE MALL責任者の佐野次長に聞く JR東日本のEC戦略と展望㊦】 EC事業はDX化推進の核に

 前号に引き続き、東日本旅客鉄道(JR東日本)が手がける仮想モール「JRE MALL」の運営チーム責任者の佐野太次長に、今後のEC事業の展望や、10月に発表した千趣会との資本業務提携の狙いなどについて聞いた。  ーー千趣会との資本業務提携の狙いとは。  「駅や駅ビルを使っている我々の顧客

2020年11月04日 13:43

ニトリホールディングス 島忠にTOB実施へ、ECでは会員・物流の連携図る

 ニトリホールディングスは10月29日、ホームセンター事業を手がける島忠に対して11月中旬をめどに公開買い付け(TOB)を開始することを明らかにした。全株式の50%以上の取得を目指しており、島忠を経営統合して子会社化することで、実店舗事業やEC事業、商品開発などの様々な分野で協業し、販売体制を強化す

2020年10月29日 13:17

ファーストリテイリング 海外EC前年比2割増収、コロナで在宅需要商品が好調

 ファーストリテイリングの2020年8月期における「国内ユニクロ事業」のEC売上高は3割近い増収となり、初の1000億円を突破した。要因のひとつには新型コロナウイルスの影響でリアルの客足がネットに流れたことがあるが、海外事業でも同様のことが起きており、ほぼすべての国と地域でEC事業の大幅な成長が見ら

2020年10月29日 13:14

上期の売上げは前年比倍増【JRE MALL責任者の佐野次長に聞く JR東日本のEC戦略と展望】 メルマガ精度向上で集客に手応え

 東日本旅客鉄道(JR東日本)では、ECを含めた生活サービス事業においてデジタルトランスフォーメーションの強化を図っている。10月には千趣会との資本業務提携を発表するなど、運営する仮想モールの「JRE MALL」を舞台に、会員基盤の強化に向けた様々な連携施策を展開することが予想される。新型コロナウイ

2020年10月22日 13:14

「ECへの投資は最優先」【レイ・カズンの足達社長に聞く 中期的なEC強化策は?】 ゾゾで仕掛けるブランドも

 前号に引き続き、レイ・カズンの足達成幸社長(顔写真)にEC強化策を聞いた。  ――コロナ禍でのECの状況は。  「店舗休業中は在庫を店頭からECに集約して販売し、自社ECは40%程度伸びた。数字上は良いが、一時生産量を絞ったこともあり、展開型数も含めて在庫が潤沢ではなかった。足もとでは

2020年10月15日 13:16

ECブランドで新客開拓【レイ・カズンの足達社長に聞く中期的なEC強化策は?】 デジタル施策の頻度などに課題、販路拡大や協業も視野

 レディースアパレルを手がけるレイ・カズンは、当面の目標であるEC売上高20億円の達成に向け、昨年10月にはEC限定ブランド「エマリンバー」を立ち上げたほか、既存ブランドでもECチャネルを重視したMD展開やデジタル活用を推進中だ。コロナによる会社業績へのダメージはあるが、「ECへの投資は緩めない」と

2020年10月15日 13:06

「増加する新規客に対応」【タンスのゲンの工藤取締役に聞く 自社通販サイト刷新の狙い㊤】 求められるサービスレベルが上がった

 家具ネット販売のタンスのゲンは9月3日、通販サイトを刷新した。ショッピファイ・ジャパンの「Shopify(ショッピファイ)」を利用して通販サイトを構築したもので、2002年のネット販売開始以降、初の本格的な自社通販サイト刷新となる。タンスのゲンの工藤直也取締役に刷新の狙いや今後の展開などを聞いた。

2020年10月08日 13:46

「免疫」訴求の機能性表示食品 ファンケルも展開へ、スター製品に育成目指す

 ファンケルが「免疫機能の維持」を訴求する機能性表示食品を販売する。昨年、資本業務提携したキリンホールディングスの独自素材と、自社の技術力を結集し開発した大型商品。「カロリミット」や「内脂サポート」と並ぶスター製品への育成を目指す。  新商品は、「免疫サポート」(=画像、30日分、税込3100

2020年09月30日 19:39

「利益体質を根付かせる」【タンタンコーポレーション 中山信夫代表取締役社長 丹澤直人代表取締役次長に聞く】 安売り以外でユーザーに還元

 家電のネット販売を展開するタンタンコーポレーションでは、前社長の丹澤誠二氏が今年1月に急逝。取締役で仕入れの責任者を務めていた中山信夫氏が代表取締役社長に就任したほか、前社長の子息である丹澤直人氏が代表取締役次長に就き、2人代表体制となった。多摩地方の地場家電量販店だった同社だが、前社長はインター

2020年09月30日 19:30

「食楽医」で健康寿命を延伸【免疫解禁 新しい秩序への回廊⑤】 健康食品業界の「維新回天」に

 9月28日、キリンHDは「免疫機能の維持」を表示する機能性表示食品の発表会を開催した。注目点は機能性関与成分である「プラズマ乳酸菌」の原料供給を表明したこと。既にカンロのグミなどにプラズマ乳酸菌が用いられており、免疫表示が可能となったことで拡大する方針。最も注目されるのは、昨年、キリングループ入り

2020年09月30日 19:24

キリンHD 「免疫維持」サプリ展開へ、グループ横断でブランド認知図る

 キリンホールディングスは11月、「免疫機能の維持」を表示する機能性表示食品の販売を始める。免疫機能を訴求する機能性表示食品の展開は国内で初めて。グループ横断の取り組みでブランド認知を図る。長年に渡る研究成果の積み重ねを背景に届出を行っており、競合他社が追随するのは容易ではなさそうだ。 &nb

2020年09月16日 16:52

コロナ禍で食品需要急伸【高島屋の通販戦略㊦】 経費構造の変化に懸念も

 高島屋のクロスメディア事業部は、主力販路のカタログ通販が好調を維持しているが、コロナ禍で配送費比率の高い食料品の売り上げ構成比が高まっていることから利益面の圧迫が懸念材料という。  同社の前期(2020年2月期)カタログ通販の売上高は前年比約6・5%増の141億円に拡大。営業利益も黒字を維持

2020年09月09日 19:04

「コロナ影響の閉店はない」【ベルーナ・安野清社長に聞く③】 化粧品・健食で200億円へ

 前号に続き、ベルーナの安野清社長に専門通販事業や店舗販売事業の戦略などを聞いた。                              

2020年09月09日 18:58

制度趣旨とマッチング【「免疫」解禁 新しい秩序への回廊④】 ボーダーをめぐりさや当ても

 今年3月の「健康・医療戦略」で「免疫の改善等」の機能性表示食品への表示導入が決まる。具体的に実現すべく、科学的知見のちく積などに、言及されていたが、キリンの製品が「免疫機能の維持」をうたい8月7日に「免疫」第一号として公表される。  「健常者の健康維持増進という制度趣旨へのマッチングが決め手

2020年09月03日 13:27

「モールは品揃えで強みを」【ベルーナ・安野清社長に聞く②】 立ち上げでトラブルも今期は好調

 前号に続き、ベルーナの安野清社長に今後のネット販売戦略などを聞いた。                         ◇  ――前期の総合通販事業におけるネット販売への取り組みは。  「『ベルーナネット』と『リュリュモール』の2サイトを構えている。総合通販のネット販売事業について

2020年09月03日 13:20

【免疫解禁 新しい秩序への回廊③】安倍政権のレガシー、制度普及へのエールも

 さまざまなファクターで食と薬のグレーソーンだった「免疫」表示。  今回の解禁理由は、「マクロ」と「ミクロ」の2つで整理されよう。  ともすれば、現前の事象に捕らわれ、視野狭窄に陥りがちになるが、これまでの経緯は重要である。  「マクロ」のポイントは「政治主導」の一言に尽きる。これ

2020年08月26日 19:03

「売れる確率高い商品作る」【ベル―ナ・安野清社長に聞く①】 コロナ禍のMD、特別なことはせず

 ベルーナの2020年3月期業績は、売上高が前期比1・3%増の1799億4800万円、営業利益は同14・1%減の103億1100万円で増収減益となった。主力の総合通販事業は売上高が微減となったものの、専門通販事業や店舗販売事業、ソリューション事業が好調に推移。一方で、用紙代値上げの影響もあり減益を余

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