特集 ARTICLE

2010年05月27日 11:35

キー局5社の通販業績、おおむね好調

 圧倒的なメディアパワーを背景に急成長を遂げ、今や通販市場を支える大きな存在となった在京キー局5社が手がける通販事業の直近の業績が出そろった。放送外収入の獲得強化や番組制作費削減などのテレビ局が抱える"事情"を背景に多くの局で自社通販枠が増加。度重なる番組改編の影響を受けたグランマルシェを

2010年05月20日 18:42

スタートトゥデイ "ひいき客"が成長をけん引、「ゾゾならある」に応える

 衣料品不況とも言われる中、アパレル通販サイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイが好調だ。2010年3月期の売上高は前年比60%増の172億円、営業利益が同47%増の32億円と不況もどこ吹く風。前期を通じて実施した「送料無料キャンペーン」など、派手な会員獲得策ばかりに目がいくが、同社の高成長を

2010年05月13日 19:02

ベルーナ 復活へ5年越しの改革、「顧客視点」でサービス向上

ベルーナのフルフィルメント改革が成果を出し始めている。今年1月に基幹システムを刷新。注文から配送までの日数を短縮するなど、サービスレベルを大幅に向上した。上場後初の最終赤字からの復活を目指す同社だが、カタログ事業には回復の兆しがみえており、フルフィル改革も一役買っているようだ。実は、今回の改革は20

2010年05月06日 16:37

ディノス〝次の成長〟に挑む 衣料品で〝壁越え〟、アパレルの「独り立ち」に本腰へ

長引く不況の中、老舗通販企業のディノスが堅調に業績を伸ばしている。催事などの不採算部門の戦略的な縮小で売上高は減収だが、利益面はむしろ好調に推移。今期第3四半期(4―12月)決算では純利益が前年同期比135・8%増の5億9,200万円で推移しており、期末の純利益は増益を確保しそう。景気後退局面で

2010年04月22日 17:36

"ネットは対面に劣る"は本当か?

ネット販売で扱える医薬品を省令で規制するのは違憲などとして、東京地方裁判所に省令の当該規定の取り消しなどを求めていたケンコーコムとウェルネットは、一審敗訴の判決を不服として4月13日、東京高等裁判所に控訴状を提出した。一審判決は、原告側の請求を全て棄却するという内容で、原告が控訴するのも当然だが、今

2010年04月15日 11:22

効果的な"新販促"で挑め  気になる販促手法が続々登場

 消費低迷やメディアの多様化などで既存の販促手法の効果が落ち込む中、新しい販促策が注目されている。例えば、動画を活用した"ライブ通販"や顧客から寄せられた"着こなし"で商品を魅力的に見せる仕掛け。また、"知られざるポイント"を利用した新規顧客獲得策など。いずれも効果検証

2010年04月08日 09:59

健食規制の"風"変わる、民主・統合医療議連が再始動、政治主導で一気呵成に

民主党がマニフェストに掲げる「統合医療推進」の動きが本格化し始めた。今年2月、政府が立ち上げた「統合医療プロジェクトチーム」に対し、民主党は4月中の議連結成を決めた。統合医療関連の予算増を政府に強く働きかけていくためだ。統合医療の中で健康食品も重点課題として取り上げられており、これを進める民主党議員

2010年04月01日 11:20

女性客パートナーの〝アラフォー夫〟を狙え、千趣会「メンズ暮らす服」の戦略

千趣会は、メンズ市場への本格的な参入に乗り出した。この一環として、3月に男性カジュアルのカタログ「メンズ暮らす服」を創刊。コアとなる30―40代女性顧客のパートナーである40代前後の"アラフォー"の夫をターゲットに設定する。これまで女性を中心とした事業展開を行ってきた関係で、夫の服を妻

2010年03月25日 17:54

どうなる? 通販企業のリアル進出

昨年から今年にかけて通販実施企業や仮想モール各社の"リアル展開"が活発化している。各社の狙いはこれまで既存の通販媒体などではアプローチできなかった「新規層」の取り込みのようだ。その中で現状、目立つのは若年女性層が集まる「ファッショショー」を活用した取り組み。また、消費者への知名度や安心感の

2010年03月18日 09:47

"不用品"の回収で"次の購入"を  通販各社の成功するリサイクル活動

  消費者の環境意識の高まりから商品や梱包材のリサイクル活動を行う通販企業が増えてきた。ただ、コスト面で立ち行かなくなり撤退、休止している企業も多い。失敗した理由の多くは、リサイクル活動が「環境保護」に留まっていること。成功のポイントは"次の購入"に結びつく販促策として機能させるなど「ビジ

2010年03月11日 13:07

通販各社のターゲット拡大の一手、有望な″新しい層"を開拓せよ 興味ひく切り口で訴求、ファストファッションや食品に勝機

通販企業にはそれぞれ得意とするターゲット層がある。ティーン層、主婦層などだ。こうした得意とするコア層の深堀り施策も重要だが、一方で考えねばならないのは新たな売上の柱となり得るコア層とは別の「新しい顧客層」の開拓だ。各社の新規層開拓の取り組みについて見ていく。

2010年03月05日 21:17

通販各社の新卒採用状況 時代担う〝精鋭〟を採れ

本紙が主要通販企業を対象に調査した「通販各社の今春の新卒採用状況」によると、一部を除いて各社とも新卒採用を絞っていることが分かった。不況に伴う業績低迷などを背景に採用者数の減少に影響。これに加えて「即戦力」を求め、新卒よりも経験者採用を強化していることも背景にあるようだ。とは言え、落ち込んだ業績の回

2010年02月25日 18:01

業績を伸ばす"はじめの一歩"

消費低迷やネット販売事業者、有店舗小売業など新興の通販事業者の台頭などで苦戦を強いられる既存通販企業。無論、黙っているわけではなく、現状を打破するため、これまで試みてこなかった「新たな施策」を打ち始めている。長らく手を付けられずにいた「カタログ制作期間の短縮」やニーズがあるものの、実現が難しかった「

2010年02月18日 16:37

"テレビ"を使いこなせ  通販各社のテレビ活用術

 ネットの台頭に加え、折からの不況でテレビ局の広告収入の減少が続く。テレビ各局には死活問題ではあるが、通販企業を含む広告主側からすると、これまで高額な媒体費ゆえ、手が出なかった「テレビ」という強力なマスメディアを多少、安価に活用できる状況になってきたと言える。このため、最近ではテレビを使った各種販促

2010年02月10日 18:21

通販各社の春商戦 こだわり&低価格の売れ行きよく

通販各社の春のカタログが出そろった。長引く消費不況が影響し、苦戦すると予想された春商戦だが、出だしは各社ともアパレルを中心に概ね順調に推移しているようだ。低単価品のラインアップを充実させた低価格路線の強化や、モデルを起用したコラボ商品や着まわりを意識したアパレル、顧客の声を基にしたアイデア雑貨など他

2010年02月03日 17:56

不況でも売れる商品とは?

長引く不況が影響して消費者の財布の紐が堅く締まる昨今。ただし、不況とは言え、消費者は本当にお金がないわけではなく、「無駄なモノ」を買い控えているだけに過ぎない。必要なモノは当然、購入する訳で、裏を返せば「購入の必要性」を明確に謳える商品であれば、今のご時勢でもヒット商品を生み出すことは可能だ。例

2010年01月28日 19:22

ブランド格安サイトが続々、日本上陸 不況追い風、滑り出し順調

消費不況を横目に「高級ブランド」を販売する会員制通販サイトが続々と事業を開始している。各社とも短期間で一定の顧客を獲得、滑り出しも順調のようだ。高級ブランド品の通販サイトが不況の最中に人気を集める理由。それは普段は手が出ない一流ブランド品が「格安」で手に入ること。ブランド各社から安価に在庫を仕入

2010年01月21日 18:00

日生協 第10次中期計画、個配供給高1兆円など計画未達に

 日本生活協同組合連合会(日生協=本部・東京都渋谷区、山下俊史会長)が進める第10次中期計画(2007―09年度)の取り組みが停滞している。1月14、15日の2日間にわたり都内で開催した「2010年全国政策討論会」で明らかとなったもので、主力の店舗や宅配のほか、通販など各事業で計画が未達となる見込み

2010年01月14日 18:52

通販各社に聞く2010年の市場の行方 "不況に勝つ戦略"を模索

昨年来の不況を引きずり、景気回復の先行きが見えないまま幕を開けた2010年。消費環境は依然、悪く、通販を含む小売事業者にとっては厳しい戦いが予想される中、通販実施企業各社は今年、どのような戦略を描き、ビジネスを展開していくのだろうか。主要な通販実施企業各社に現在の景況感や年末商戦などの足元の業績の状

2010年01月07日 19:05

第53回通販・通教売上高ランキング 上位254社売上高、6%増の4兆円超に

 通販新聞社が2009年12月に実施した「第53回通販・通教売上高ランキング調査」の調査結果では、市場規模は4兆413億4,200万円となった。08年12月の同期調査と比べて、市場規模は5.9%増と伸長。前年同期調査と比べると伸び幅は0.6ポイント拡大した。ネット販売企業が市場をけん引する一方で、従

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