特集 ARTICLE

2011年08月25日 11:08

ドゥクラッセ、実店舗で攻める――婦人服ブランドへ飛躍

 婦人服のカタログ通販を手がけるDoCLASSE(ドゥクラッセ)が急成長している。前期(2011年7月)は本社併設の実店舗を構え、カタログも婦人靴と紳士衣料の2冊をスタートするなどアグレッシブな1年だった。今期は、新客拡大に伴う試着ニーズの高まりもあって店舗展開を加速。店頭起点で顧客のファン化も見込

2011年08月10日 17:28

有力食品卸、ネット販売対応を強化──各社とも重要販路と位置付け

 有力食品卸がネット販売の対応に本腰を入れ始めている。ネット販売市場の拡大とともに食品や日用雑貨などの生活必需品もネットで購入されるようになり、リアルの売場での売り上げ拡大が難しくなりつつあるGMSや食品スーパー、コンビニなど、得意先の有店舗小売業者がネット販売の取り組みを積極化しているためだ。こう

2011年08月03日 18:08

テレマーケティング売上高調査 20社合計で5973億円に、通販系業務が伸長

通販業界と密接な関係にあるテレマーケティング事業者の2010年度売上高が出そろった。上位20社の合計売上高は5973億9700万円だった。今回は、前回より10社拡大して上位20社までの売上高を掲載。なお、上位10社の合計売上高は5516億5300万円で、昨年行った同調査での上位10社合計売上高と

2011年07月28日 17:59

第56回通販・通教売上高ランキング 300社売上高、2桁増で4兆5千億円超に

  通販新聞社が2011年7月に実施した「第56回通販・通教売上高ランキング調査」によると、上位300社の合計売上高は4兆5582億3700万円と なった。10年7月の同期調査と比較すると、市場規模は10・8%増で2桁増となった。新興のネット販売企業が市場をけん引している。なお上位200

2011年07月21日 21:31

上半期の通販市場を振り返る――震災の影響、広範に

 2011年も半年が経過した。通販業界の上半期を振り返ると、やはり大きなインパクトを与えたのは3月11日に発生した東日本大震災だろう。各社が自粛などの影響で業績に少なからず影を落としたほか、震災後は復興目的の募金やキャンペーンなど、それぞれ支援策を実施。また、電力不足による節電の影響で売れ筋商品も変

2011年07月14日 10:49

変革期の百貨店通販──新体制の出足に明暗分かれる

 百貨店通販が変革期を迎えている。今春、誕生したJFRオンラインと三越伊勢丹通信販売は、いずれも百貨店本体から通販事業を切り離すことで、優先順位が低かった投資や人材採用などで身動きを取りやすくし、独自の成長戦略を描くのが狙いだ。一方、通販トップが交代した高島屋は店頭との連携強化を鮮明にして「兼業」の

2011年07月07日 12:56

JSC、14期連続増収に "王者"の戦略着実に、基本の商品力と番組力の強化

日本最大の視聴者数と売上規模を誇る通販専門チャンネル、ジュピターショップチャンネル(JSC)の勢いが止まらない。年商ベースで1000億円の大台を超えてもなお成長力を持続している。3月の震災で長期間の番組休止を余儀なくされたマイナス要因もものともせず、直近の決算(2011年3月)における売上高は前年比

2011年06月30日 18:39

有店舗アパレルの通販戦略 顧客定着へ〝あの手この手〟モールと差別化鮮明に

有店舗アパレル各社はネット販売市場を成長領域と捉え、従来のトライアル的な取り組みから、この数年は投資も含めて本腰を入れてきている。抜群の知名度とブランド力などを武器に通販市場でも有力なプレーヤーとなり得るだけに、既存の通販事業者は彼らの動向には注目する必要がありそう。最近では、商品の卸先でもあるファ

2011年06月23日 11:24

ベルーナ、通販復調で攻勢――ミセス向けもネット強化

ベルーナの業績が好調だ。2011年3月期連結業績は、売上高こそ微増にとどまったものの、当期利益は前期比243・8%増の43億8900万円だった。上場後初の最終赤字に転落した09年3月期から、2年間での急回復。最大の要因は、主力の総合通販事業の復調だ。中でもネット販売の伸長が目立つ。若年層向け事業に加

2011年06月16日 08:37

震災後のカタログ紙不足は? 主要通販各社、「当面は問題なし」

 東日本大震災の影響で懸念されている"紙不足"について、本紙がカタログなど紙媒体での通販を実施している事業者に行ったアンケートによると、ほとんどの事業者が「必要な分の紙」は確保できていることが分かった。カタログ部数の削減や業績への影響についても同様に「影響はない」との回答が多数を

2011年06月09日 09:41

震災後の通販各社の現状 各社、回復傾向も先行きは厳しい見方

本紙が通販実施各社に行った「東日本大震災後の状況と今後の見通し」に関する聞き取り調査によると、震災直後は配送の混乱や販促の自粛などで業績が落ち込んだものの、すでに回復傾向にあることが分かった。震災後に消費を控えた反動や防災関連、節電対策商品などがけん引する形で各社の業績を復調させているようだ。一方で

2011年06月03日 10:18

「ソーシャルメディア」の通販活用、〝つながり〟で商機を掴め

ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアが国内で「新たなコミュニケーションツール」として市民権を獲得しつつある今、それを通販にも活用する「ソーシャルコマース」の動きが出始めている。効率的な集客ツールとしての利用はもちろん、ソーシャルメディア上の情報を基にユーザーの嗜好に合致した「お勧め商品

2011年05月26日 10:43

2010年のキー局テレビ通販売上高――日テレ首位キープ、グランマルシェは"復活"

その圧倒的なメディアパワーにより、ここ数年間で売上規模を拡大。今や通販市場を支え得る重要な存在の1つとなった在京テレビ局5社が手がけるTV通販事業の2011年3月期業績が出そろった。各社とも震災で番組を自粛するなどの影響を受けたものの、通販枠の拡大などで日本テレビが昨年度に引き続き、年商100億円の

2011年05月19日 08:53

「ゾゾ」の成長戦略、次の一手  ──強者連合で中国市場へ

 アパレル通販サイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイが業績を伸ばしている。前期は会員が300万人を超え、商品取扱高も前年比5割増しとなるなど、競合を寄せ付けない強さを印象付けた。今期は返品受け付けを開始したのに加え、中国でも事業を始めるなど、同社にとっても未知の領域に踏み出す1年となる。商品

2011年05月12日 09:41

千趣会、ギフト事業の育成を推進、将来的に100億円規模へ、結婚式場連携で展開拡大

カタログギフトの「むすび」新サイト開設も 千趣会(本社・大阪市北区、田邉道夫社長)は、今期(2011年12月期)からスタートした新3カ年計画の施策のひとつとして、ギフト事業の強化に取り組んでいる。今年1月の組織改変でギフト事業の拡大に向けた体制を整備し、カタログギフト「MUSUBI(むすび)」でブラ

2011年04月28日 12:14

震災後の売れ筋は? 防災・節電がキーワード

3月11日の大地震以降、通販各社の売れ筋商品動向に変化が出てきているようだ。震災に起因した消費マインドの低下で通販各社とも売り上げ自体は決して芳しい状況とは言えないようだが、寝具に敷く冷感マットのような原発事故に関連した電力不足を意識した猛暑対策を含む「節電対策関連商品」や震災を受けて充電式ラジオと

2011年04月21日 11:43

資生堂、通販本格参入へ――店舗流通との摩擦も

 資生堂が来年4月、通販に本格参入する。狙いは接点が希薄な若年層の取り込みだという。ボランタリーチェーン制度やNPP(ノープリントプライス)など化粧品販売の基礎を構築し、化粧品業界の雄として君臨する資生堂の通販参入となれば、圧倒的な知名度と資本力で化粧品通販を席巻する可能性もあり、注目されるところだ

2011年04月13日 18:40

【通販各社の覆面座談会】 大震災から1カ月、現状は?

 東日本大震災から約1カ月。震災直後は商品の配送遅延、一定期間の販促の自粛など大混乱に見舞われた通販業界も落ち着きを取り戻しつつあるようだ。しかし、震災後に通販各社に突き付けられたのは、"被災地への販促"や"不足するカタログ用紙や容器、素材の調達"、&quot

2011年04月07日 10:27

大手通販各社、4月から"攻め"へ 新年度から新戦略を始動

4月から大手通販各社が新たな販促策やサービスなどを相次いで始動させ始めている。老舗通販各社はテレビCMの放映をスタート、ブランディングに向けて動き始めた。有力ネット販売各社などでは従来行ってこなかった返品対応を始めたり、新たな物流センターを稼動させるなどサービスの強化を図り始めた。震災による3月まで

2011年03月30日 18:02

自粛ムードはいつまで続く?

東日本大震災から3週間が経過し、主要な通販各社は拠点の破損など直接的な被害からは概ね復旧したようだ。ただ、直接的な被害以上に通販各社に悪影響を与えそうなのが、震災後に発生した広告出稿の見合せなどの販促の自粛や計画停電(別項に関連記事)による営業活動の停滞だ。さらに被災した東北地域で製造する商品や「買

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