特集 ARTICLE

2016年07月07日 10:08

【ビタミン・ミネラルの行方】 新制度のみ「表示不可」の異常

 機能性表示食品制度の「対象範囲拡大」を巡る検討会の議論が紛糾している。ビタミン、ミネラルなど栄養成分の対象化を巡り消費者サイドと事業者サイドの意見が対立。ビタミン等について、国内の諸制度の中で新制度のみ、その機能を表示できない事態が続く恐れすらでてきたためだ。新制度は食品の機能性表示で"

2016年06月30日 09:58

上半期の通販業界を振り返る 震災で見えた通販の"絆"、 情報流出など不祥事も散見

2016年も半年が経過し、早くも折り返し地点を迎えた。今年は例年になく多くの出来事があり、通販業界のみならず社会全体に大きな影を落とした熊本地震をはじめ、消費増税の延期決定、大規模な顧客情報の流出などインパクトのあるニュースが相次いだ。各社の動きとしてもアマゾンの送料無料化中止や日本郵便の大口料金値

2016年06月23日 15:57

熊本地震2カ月 再春館製薬所とえがお、〝復興〟着実に

 熊本地震で被災した地元の通販大手2社が"復興"に向け始動した。震源地の益城町に本社を構える再春館製薬所、えがおともに復興に向けた専任部署を立ち上げ社員の生活を支援する活動と並行して被災者に寄り添う。被災の当事者でもある通販大手2社は何を考え、復興に臨むのか。地域とともに歩む2社

2016年06月16日 13:11

"地方"の発信力で大手に挑む、通販とリアル店舗の融合へ

 「通販」が社会的認知を得て大手メーカーの参入が増える中、地方の発信力を武器に大手に挑む中小通販が増えている。地域に根差す通販企業にとって、"地方の旗"はブランド価値を醸成する上で強みになる。だしを中心とする「茅乃舎」ブランドの久原本家や、洋菓子中心の「ルタオ」ブランドを展開する

2016年06月09日 10:10

主要通販の夏商戦の状況は? 各社とも概ね"前年並み"に 戦略商品など売れ行きよく

主要通販各社の今年の夏商戦の状況は概ね前年同期比で横ばいと前年並みで推移しているようだ。5月の大型連休が例年よりも長かったことなどで多くの消費者が出費を抑える節約志向ぎみとなっているせいか、商材のジャンルによっては出足の売れ行きの傾向が例年に比べてなかなか伸びてこないケースもあるよう。だが、各社とも

2016年06月02日 18:15

楽天の「楽天市場」 〝ルール違反〟店舗対策を本格化、規約違反に「点数」、累積で退店も

 楽天が、仮想モール「楽天市場」でルール違反を繰り返す店舗への対策を強化する。ルール違反を犯した際に点数を付与し、累積点数によって罰則を課す制度や、店舗レビューで低い評価をしたユーザーに不満点を聞き取り、原因が店舗にあると判断した場合のペナルティーを設ける。店舗には6月2日に一斉に通知、両制度とも9

2016年05月26日 10:25

日本郵便が大口利用を値上げ、通販各社のコスト増避けられず

日本郵便は6月1日から、郵便の大口利用向け割引率を引き下げる。実質的な値上げであり、DM送付など大量に郵便物を差し出す通販企業のコストアップに直結する。通販企業にとって売り場、販売促進手段となるDMは不可欠なツールのため今回の値上げの痛手は大きく、コスト吸収策も限られていることから対応に苦慮するとこ

2016年05月19日 13:56

ヤマト  オープン型宅配ロッカー始動、他社へ解放しインフラ目指す

 ヤマトグループがオープン型宅配ロッカー事業に本格的に乗り出す。ネット販売市場の拡大により宅配便の利用が増加する一方、ライフスタイルの変化などに伴い多様な受取手段が求められ宅配ロッカーのニーズが高まっていることに対応。同時に再配達が多い状況へも対処していく。自社だけなく他の宅配便事業者も利用できるオ

2016年05月12日 11:34

通販事業者が挑む〝店舗〟の狙いは? オムニ対応で顧客接点作りへ

 通販専業でこれまでビジネスを展開してきた事業者が「実店舗」を構えるケースがこのところ増えてきている。もう1つの販路として育てていきたい、またはアンテナショップ的な位置付け、直接的な顧客との接点作り、新規顧客層の開拓などなど各社とも店舗には様々な狙いや思惑があるようだ。ただし、同じ小売業とは言え、通

2016年04月28日 10:13

楽天  ドローン配送開始、商用サービスは世界初

 楽天は5月9日、ドローンを使った配送サービスを開始する。千葉県御宿町のゴルフ場「キャメルゴルフリゾート」において、食料品や飲料、ゴルフボールなどをコース上の利用者まで届けるというもの。3月に同社が出資した自律制御システム研究所(ACSL)のドローンを利用。楽天の「楽天技術研究所」が開発した画像認識

2016年04月21日 10:05

"顧客の声"の活かし方とは?

日々、顧客から寄せられる自社の商品・サービスについての意見や要望、クレーム。これらは通販事業者にとって対処すべき課題である一方、きちんと向き合い、迅速に解決・処理することができれば顧客満足度やサービスレベルの向上につながる"宝の山"でもある。通販事業者にとって永遠のテーマとも言え

2016年04月14日 16:18

アマゾン 全品送料無料を中止、〝投資〟から〝利益確保〟へ転換か

 「注文金額2000円未満の場合、350円の配送料を頂きます」。アマゾンジャパンが4月6日から、これまで実施してきた同社が発送する全商品を対象とした"送料無料"を中止した。同社が2010年から本格的にスタートした送料無料化は消費者へはもちろん、多くの競合事業者へも大きなインパクト

2016年04月07日 10:35

新生活・年度末商戦、各社の取り組みは?

 「クリスマス」「年末・年始」「ボーナス」など通販事業者にとって重要な"商戦"は1年の間にいくつもあるが、今まさに行われている3~4月の「新生活商戦」もまた就職や進学などで発生する様々な買い物需要を取り込めるまたとない重要な商戦と言える。今回の通販各社の新生活商戦とは。また同時期

2016年03月31日 14:28

有店舗小売事業者の「オムニチャネル化」が加速、各社の取り組みは?

購入窓口をはじめ店頭受け取りや決済手段など様々な角度から取り組みが進められているオムニチャネル戦略。先行するところではすでに成果を検証する段階にまで来ており、客足への具体的な効果を読み取れるケースも出ている。もはや、小売企業が成長する上で欠かせない戦略となったオムニチャネルについて、今回は大手有店舗

2016年03月25日 11:54

新たな〝市場〟に挑む 協業で新規客開拓

 通販企業にとって新規顧客開拓は重要なテーマのひとつで、最近では顧客年齢の近い売り場を持つ企業と組むことで新しい消費者層にアプローチする取り組みが増えてきている。千趣会は50代女性向け婦人服のプライベートブランド(PB)をJフロントリテイリングとの共通PBに刷新した上で、初めて百貨店に常設店を設けた

2016年03月17日 15:25

【新制度の積み残し課題】 制度拡大へ風向き変わる

 機能性表示食品制度の「対象にする食品(成分)の範囲」を議論する積み残し課題検討会の風向きが変わりつつある。これまで終始一貫して反対派のペースに押し切られてきた。事業者サイドにとって格好のアピールタイムになるはずだった3月15日の第3回会合も多くの団体はメリハリのない主張を逆手に取られつけ込まれる始

2016年03月10日 14:26

サン・クロレラ販売巡る差止訴訟  チラシの違法性、判断せず

サン・クロレラ販売を巡る広告の差止請求訴訟が新たな局面を迎えている。2月、広告の差し止めを認めた一審判決から一転、大阪高裁が原告である京都消費者契約ネットワーク(KCCN)の訴えを退けたためだ。判決では、一部で"バイブルチラシ"とも揶揄される広告手法の違法性の判断も避け、その違法

2016年03月03日 14:54

ライオンのトクホに初の勧告 健増法「誇大広告」初適用の衝撃

 消費者庁は3月1日、ライオンが販売する特定保健用食品(トクホ)に対し、健康増進法に基づく勧告を行った。トクホに対する運用も初めてだが、健増法の勧告も初めて。今回の措置は、消費者庁が健増法の運用を変えてきたことを示している。だが、国の許可を得たトクホに対する社名公表を伴う措置は、そのハレーションがあ

2016年02月25日 10:41

【主要通販各社の2016年新卒採用】 採用数「前年割れ」が多数

 本紙が調査した「主要通販各社の新卒採用状況」によると、今春の新卒採用者数が前年比で増加したところは少なく、前年割れや横ばいの企業が多数を占めた。採用市場については学生側が有利とする「売り手市場」との見方が大半を占め、前年に引き続き優秀な人材を獲得することの難しさが伺えた。また、今春から政府指針によ

2016年02月18日 15:05

千趣会、JFRと共同PB展開、第1弾は「ケイカラット」刷新

千趣会は、昨年4月に資本業務提携を結んだJフロントリテイリング(JFR)との協業体制を強化し、共同のプライベートブランド(PB)を3月から本格始動する。共同PBは、商品の企画生産から販促、顧客情報の活用などを両社共同で行い、多様化する消費者のニーズや購買スタイルに対応できる"オムニファッシ

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