協和は7月25日、高価格帯の新エイジングケアラインを発売する。化粧品ブランド「フラコラ」における最高ラインと位置付ける。年齢に応じて積み重なる肌悩みに対して、高い効果実感を得られるとした。メインターゲットは30代後半～40代で、主力の原液美容液からのアップセルを狙う。主力の原液美容液利用者のうち0・5～1%の獲得を目指す。
 










　発売するのは「THE　EXOSOME(ザ・エクソソーム)」(税込価格は1万1000円)。肌に必要なくなった老廃物を捨てて美肌に導くとする美容理論を提唱する。

　”捨てる”働きをサポートするというヒト幹細胞の成分「エクソソーム」を高濃度で配合した。エモリエント成分「マリアアザミエキス」を組み合わせ、年齢肌の悩みに働きかけ若々しい印象の肌に導くという。

　エッセンス3アイテムとクリーム2アイテムをラインアップし、肌の悩みや使用感別に選べるようにした。

　エッセンス「セノリティエッセンス」はくすみ、年齢サイン、毛穴の悩みにそれぞれ対応する。2度づけを推奨し、うるおいの効果実感を高める。クリーム「セノリティクリーム」はさらりとした付け心地の「エアリー」とコクのある「リッチ」を用意した。年齢肌の悩みにトータルでアプローチするとした。

　共通成分の「エクソソーム」はヒト幹細胞の主役成分。ヒト幹細胞培養エキスを使った化粧品「ヒトカン」シリーズが主力商品となっており、「ザ・エクソソーム」は上位商品としてさらなるエイジングケアニーズに対応する位置付け。

　「ヒトカン」シリーズの拡販を通じて成分「エクソソーム」の認知度を向上し、既存顧客のアップセルにつなげる。なお、「ヒトカン」シリーズは売上高50～60億円規模の主力商品となっている。