産休取得にあたり、知人からギフトをもらった。中身はパスタソースやスープなどのレトルト食品。育児に追われる今後の生活を想い選んでくれた。

　調理は簡単でおいしく、食卓での会話も弾んだ。「友人のプレゼントにいい」「両親にあげたい」。気が付くとサイトにアクセスし、贈り先に合った内容や価格を選んでいた。

　ギフトは新規顧客との接点になる。贈る人の想いが重なった体験が特別な時間となりファン化のきっかけになる。昨今は、SNSやメールを使って住所を知らない相手にも気軽に贈れる。贈り主の想いと贈り先の体験を考慮した商品設計が重要だ。