通販各社の第1四半期決算が出そろいはじめた。今年は前年比で数字を落としているところが少なくなく、ECでのコロナ特需が一巡したことが窺える。

　中でも目立つのはファッション関連の落ち込み。第7波の最中とはいえ、大規模な行動制限はなく、この夏休みの外出機会は前年より増えたとの指摘もある。にもかかわらず、アパレル分野は中々復調できていない。

　原材料の高騰なども背景にあると考えられるが、今後、リアルへの買い物回帰がより一層強まると、さらにECでのアパレル消費が落ち込む可能性がある。厳しい環境ではあるが、関係各社の奮起に期待したい。