昨今はアパレル企業などを中心に店舗スタッフがインスタグラムや自社ECに自身のコーディネート画像を投稿する取り組みが一般化している。コーデ画像はECコンテンツの充実やEC売り上げの拡大に貢献するだけでなく、販売スタッフが所属する実店舗への来店動機にもなっている。

　一方で販売員の画像が大量に発信されている状況は良い面ばかりでもないようで、ストーカー被害などが発生する危険性があるのに加え、企業側にとって厄介なのは、SNSに長けたスタッフの引き抜きにつながる懸念もあり、投稿に伴う成果を組み入れる評価制度の整備なども必要なようだ。