東京都における新型コロナウイルスの新規感染者数が1日に4000人を超えた。SNSなどを見ていて気になるのは、「感染者数がピークを超えた」「あと1カ月で超える」などと、極めて楽観的な「予言」をしてきた学者等の著名人が多数いたことだ。

　確かに、同じことを言い続けていればそのうち「予言」は当たるだろう。だが「願望」をもとにした希望的観測が有害であることは言うまでもない。有象無象の学者ならともかく、国のトップも似たような考えに思える。

　これはネットショップなどの事業運営にも言えること。希望的観測にとらわれて現実が見えなくなっていないか。常に振り返るべきだ。