大阪都構想の住民投票が11月1日に行われ、反対多数となった。大阪維新の会はまたしても一敗地にまみれたわけだ。代表代行の吉村洋文大阪府知事は「9月にも新型コロナウイルスのワクチンを実用化する」と宣言していたが、実現せず。もしかしたら、こうした大言壮語も反対票を増やした理由の一つかもしれない。

　ワクチンは、通販業界と関係の深い、森下竜一氏が創業したアンジェスが開発している。治験は最終フェーズとなる第3相まで来ていない。たび重なる増資に加え、国からの助成金も得ているだけに「開発できなかった」となれば、投資家の目はますます厳しくなるだろう。