新経済連盟が国会議員向けに「デジタル大国中国に学ぶ」というテーマでセミナーを開催した。あきれたのは議員からの講師を務めた鉢嶺登理事(オプトHD社長)への質問だ。

　自民党の大岡敏孝衆院議員は「先日安倍総理が『ペイペイ』で支払いをしていたが、総理が何を買ったか中国に筒抜けになっているのではないかと思う」と発言。何を根拠にペイペイの信頼性をおとしめているのか。

　同党の小田原潔衆院議員は「中国は自律的殺戮兵器を作っているはず。愛と人権と正義を信じる西側の対抗手段は」と場にそぐわない質問を。鉢嶺理事は「難しくて分からない」とかわしたが、議員諸兄はもう少し見識を深め、意味のある質問をしていただきたい。