「見た目ではなく、中身が大事」。人の場合はその通りなのだろうが、”商品”の場合は少し違うようだ。

　アスクルはメーカーとともに店販を前提とした店で目立つパッケージではなく、暮らしに馴染むデザインの日用品などを開発しているが、中身は変えずパッケージを変更しただけで売り上げが大幅に伸び、なかには11倍となったものもあった。驚きなのはデザインを変えることで価格が上がっても売り上げが伸びているということ。

　消費者は何を基準に商品を選ぶのか。価格以上に見た目、今後は環境配慮なども重視されるかもしれない。基準の変化に対応し適切な商品を作り出せる企業になれるか否かが今後の浮沈を分けることになるかもしれない。