横並び運賃
2018年10月25日 10:00
「ヤマト運輸や佐川急便、日本郵政の大手3社が提示する運賃が同一なのは何でしょうね」。衣料品のネット販売を手掛けるトップは首をひねる。
同社は日本郵政による値上げで運賃は約50%アップした。配送コストの負担が重く、送料無料を廃止した。送料負担は顧客の購買意欲を低下させ、売り上げへの影響もあった。それでも提示された金額を了承したのは「全国に配送網を持つのは3社だけ。他社を検討できない」ためだ。
横並びの運賃は、配送業者間の自由な競争の機会をなくしかねない。通販事業者と配送業者の交渉も困難にさせる。複数社のサービスや見積もりを参考にして取引先を決める通常の商習慣とのギャップも感じる。
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