脱価格訴求の一手
2016年09月08日 11:05
数十年続く老舗の干物メーカーが、東京・銀座に飲食店を出店した。目的は高単価商品の購買促進だ。
同社は創業時から続く製法で製造し、特大サイズで脂ののりの良い干物が特徴。品質にこだわった商品はスーパーよりも高額で、ネット販売の購入のハードルになっていた。先の担当者は「おいしそうな画像を用意しても売れない」と悩む。
商品価格を抑えるには、原料の見直しや小規格化などを検討しがち。だが、品質にこだわるメーカーにとっては、ブランド毀損につながる懸念もある。
通販企業の専門店展開は珍しくはなく、認知度向上に貢献してきた。今後、専門店が価格訴求からの脱却に有効な一手になると期待したい。
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