スクロール、スタイライフから化粧品会社買収
2012年03月22日 11:33
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わが国唯一の通販市場の週刊専門紙です。通信販売業界の健全発展推進を編集ポリシーとし、様々な情報を詳しくお伝え致します。
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ハイマックスは「豆腐の盛田屋」ブランドで化粧品販売を手がける単品通販。豆乳を使用した洗顔石けんや化粧品を販売しているが、生産は外部に委託している。2011年3月期(決算期変更のため13カ月)の売上高は11億4900万円、営業利益は2500万円だった。
買収後は岩本氏が社長を続投し、スクロールからは非常勤の役員を派遣。従業員も引き継ぐ。
ハイマックスは08年8月にスタイライフが8億8000万円で買収。通販雑誌「ルックス」で化粧品を紹介したり、ネット販売会員にチラシを同梱するなどの販促を行ったが、思うように売り上げが伸びなかった。
一方、スクロールでは10年4月に化粧品通販のイノベートを買収するなど、化粧品事業に力を入れている。
<解説>
スクロールでは、2010年にイノベートを買収しているが、同社はナショナルブランドの化粧品通販を手がけているため、プライベートブランドの化粧品を扱う会社を買収するのは初となる。
今後は、スクロールの会員をハイマックスの通販サイトに誘導することなどで、化粧品の販売拡大を狙うとみられる。
ただ、ハイマックスの会員は40代以上が中心。衣料品との親和性を期待して買収したスタイライフでは「(同社の)主力顧客層(20~30代)との年齢差を埋められず、シナジー効果が出せなかった」(広報)ことを売却の要因として挙げており、同じく20~30代が中心となるスクロールでも同様の課題が出てきそうだ。
また、ハイマックスの社長を続投する岩本眞二はスタイライフの創業者。スクロールでは、F1層にターゲットを絞った「SPA(製造小売業)通販」の確立を目標として掲げており、今後の同氏の処遇も注目されそうだ。