楽天 ロシアECに出資、第三者割当増資引き受け進出の足がかりに
楽天は海外進出を加速させる。9月8日、ロシア最大の通販サイトを運営するOZON.ru(同・ロシアモスクワ、MaelleGavetCEO)が実施した1億ドル(約77億円)の第三者割当増資を引き受け、同社に出資。出資比率などは非公表だが「マイノリティー出資」(楽天)で、これまで海外進出の際に行ってきた買収などの形とは若干異なるもよう。ただ、ロシアEC市場は急速に拡大しているとし、ここを足がかりに成長著しい同市場に進出したい考えがあるようだ。
オゾン社は1998年から、ロシア最大の通販サイト「OZON.ru」を運営。書籍やDVD、電化製品、ソフトウェア、ゲーム・音楽ソフト、子供商品、アパレル、家具など150万超の商品を扱っている。会員数は約520万人。通販サイトのほかに、旅行予約サイトや配達サービスも展開している。
ロシアの2010年のEC市場規模は約4995億円。2015年には約9409億円まで拡大するとされており、楽天はオゾン社への出資で同市場に参入したい考えだ。
楽天では近年、27カ国へ進出する計画を進めており、これまでに台湾、タイ、中国、米国、インドネシア、フランス、ブラジル、ドイツでネット販売を開始している。
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